Future Codeとは

Future Codeとは

「FutureCode」は「世界中の医療に未来への鍵を」との想いを込めネーミングしました。

主に開発途上国における医療、公衆衛生、教育系の活動をメインとしておりますが、スタッフは医師や看護師などの医療従事者だけでなく、行政書士、デザイナー、IT関連、大学関係者など多種多様な職業の人々が集まっています。

開発途上国で医療が行き届かない原因や理由は様々であり、医療だけの視点では決して解決しません。
「この同じ地球に生きる1人の人間として何か役に立ちたい」という純粋な気持ちを持ち「今、自分に何が出来るのか」を考え協力しあい、現地の抱えている問題の解決に取り組んでいきます。

Future Codeのはじまり

世界最貧国ハイチで出会った2人の日本人医師の想い

「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれるシスター須藤昭子医師。
「貧しい人たちを結核から救いたい」と1976年ハイチに移住、医療活動に従事してきました。

しかし彼女の希望を打ち砕く出来事が起こります。

2010年1月12日 「ハイチ大地震」

30万人以上が犠牲になり、コレラや結核などの感染症も蔓延、シスター須藤の病院も全壊し、レントゲンの機材も壊れてしまいました。

「貧しい人が亡くなっても、お棺を作るお金もなく、段ボールに入れて埋葬することしかできませんでした」
シスター須藤は当時を振り返ります。

大地震の後、医療支援でハイチを訪れていた大類隼人医師。
患者であふれかえる医療テントで、彼もまた同じことを考えていました。

「日本では決して死ぬことのない病気で次つぎと人が死んでいく。医師としてこんな無念なことは無い」

大切な人の死、それを見つめる家族の姿、何も出来ない無力な自分。
日本ではありえない現実がそこには広がっていました。

しばらくして、運命の出会いが訪れます。
日本から遠く離れた世界最貧国ハイチで出会った2人の日本人医師。
2人の思いは同じでした。

「変えなければいけない現実がある」

そして「Future Code~未来への鍵~」が始まったのです

未来への鍵

2人の医師の出会いから2014年までの主にハイチでの活動状況を描いた、ドキュメンタリービデオ

2014年に作成されたオフィシャルビデオに2016年から活動開始した西アフリカのブルキナファソなどの活動映像を加えた2021年のショートムービー

活動方針・理念

  • 世界にある医療の行き届かない災害、貧困地域において医療支援活動を行う
  • 現地主導を重視し、現地の人々と共に教育、医療システムを創り上げる
  • 問題が起こる根底には何があるのかを考え、解決をもたらす「鍵」を考える
  • 日本人としてのアイデンティティーを持って世界で活動する

シンボル

団体ロゴにある地図は、現在の地球の6つの大陸が形成される前は、1つだったとされた世界大陸「パンゲア」の想像図です。

「日本という国だけでなく地球に生きる同じ人間の問題として取り組む、精神的に1つである」というコンセプトを示しています。

また鍵にデザインされている「蝶」は復活の象徴であり、その国の医療がサナギから蝶へと着実なステップを踏んで成長する手助けをするという活動を目指します。